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誰か知り合いや本人に聞いたとしても、前妻または前夫との間に子供がいたという事実など そういうことは本当のことは言ってくれないケースもよくあります。 そういったことは、あまり言いたがらないものだからです。

死亡して、亡くなった方のすべての戸籍謄本を集めてみてそれらが判明したということも、 めずらしいことではありません。 前妻や前夫との間の子供ならまだわかりますが、認知した子供もいることがわかることもまれにあります。 この認知については、戸籍謄本の記載事項の中でも、よくよく見ないと気づかない、 もしくは見逃してしまいがちな記載となっていますので、亡くなった方の記載部分は注意深く内容を確認しておく必要があります。

前妻または前夫との間に子供がいる可能性は、その人の戸籍謄本を確認しない限り、否定できません。 被相続人の除籍謄本や原戸籍、戸籍謄本を取り寄せして確認してはじめて、他に子供はいないと断言できるのです。 また、第三者となる遺産相続手続きさの銀行などの機関にも証明できるのです。

もし、戸籍を調べずに、遺産配分ができたとしても、 被相続人の死亡や遺産配分を、他の子供等が知った場合、 後々、遺産持分を請求される心配がずっと続くことになってしまいますので、 相続に必要な戸籍は、最初にしっかりすべて集めて調べることが、自分のためにも大切なことです。

たまに、被相続人の最後の戸籍謄本または除籍謄本を取り寄せさえすれば、 他に子供がいないかどうかわかると勘違いする人もいます。

つまり、最後の戸籍謄本や除籍謄本に、その人のすべてが記載されていると勘違いしているのです。 戸籍は時の流れに従っていくつもあるものなので、被相続人が生まれた時の戸籍、 結婚した時の戸籍、その後転籍した時の戸籍、死亡したときの戸籍といった感じデ、 一連に繋がっている戸籍をすべて取り寄せしないと、他にも子供がいるということがはっきりしないのです。 遺産相続での手続きにも、それらのすべての戸籍を求められるのも、そういった理由があるからです。

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