| 『 あの人も相続人だけど、どこにいるのか知りたい。』 → 戸籍謄本や戸籍の附票を取り寄せして行方不明者を探せます。  |
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| 相続人の何人かと面識がなかったり、長年会ってなくて今どこにいるのか、 生きているのか死んでいるのかわからない、そういった状況はよくあることです。 そういった場合は、まず戸籍謄本、戸籍の附票を役所で取り寄せ、 生死と現住所を調べるのが手順となります。 戸籍の附票には、その人の現在から過去の住所がすべて記載されているものです。 |
| 戸籍の附票は、戸籍に付随しているので、戸籍の本籍と筆頭者がわかれば、現住所がわからなくても、 取得できるものです。つまり、戸籍が取れれば、戸籍の附票も取得できるので、 現住所もそこからわかるという流れです |
| 住民票は現住所がわからなければ取れないのに比べて、戸籍の附票は戸籍から取得できるのです。 |
ただ、もし病気などで病院に入院していたりすると、 役所に届けている現住所にもいないケースもありえます。 そういった場合は、戸籍の附票を取り寄せして現住所を把握した後の手順ですが、 近所の人に所在を聞いたり、マンションやアパートであれば、お隣さんや大家さんに、 所在を聞いたりする方法があります。 また、何回か時間を変えて行って見れば会える可能性も高くなるかもしれません。 |
| 行方がわからないからといって、その行方不明の相続人を除いて遺産分割はできません。 遺産分割ができなければ、いつまで経っても遺産相続を済ますことができないということです。 もちろん、相続手続きは確実にできなくなります。 |
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書類を提出しても、その行方不明の相続人の署名押印もかならず必要となってくるので、 その段階ですべてがストップとなります。 普通は行方不明の相続人の住民票は個人では取得できないでしょう。 |
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他人の住民票を取得するには、本人の委任状がいるからです。 しかし、相続であれば、相続人の調査時に戸籍をかならず取り寄せします。 その時に一緒に戸籍の附票を取得すれば、住民票の代わりに現住所がわかるだけでなく、 住所を証明する書面ともなります。 |
遺言書の検認や遺産分割調停では、相続人全員の住民を証明する書面の提出も必要なので、 この戸籍の附票を提出すれば大丈夫となります。 もし、行方不明者の相続人を放って、遺産分割協議を済ましても、 手続きの段階で通らないのですが、万が一、手続き先が見抜かり、 たとえできたとしても、後でその行方不明だった相続人が現れて、遺留分を請求されるおそれが付きまといます。 |
遺留分とは、相続人の正当な持分で、その分をたとえば現金で請求できるといったものです。 これをされてしまうと、現金でその法定相続分を渡すことになりかねません。 もし、不動産しかなく、現金がなければ、不動産を売って支払わなければならなくなる可能性もありえます。 |
そういったことからも、行方不明者をそのままにして、相続を解決は通常はできないのです。 しかし、行方不明だからといってあきらめてしまっても、一生相続を解決できなくなってしまうのも事実です。 相続人の調査については、専門の人もいるので、そこで戸籍の附票も取り寄せできれば、 相続解決へ一歩進むことができるでしょう。 |
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